連載企画

生涯にわたり生き生きと
健康で暮らす知恵を学びます。

健康の学校

 

「最近太ってきた」「運動不足だけど、激しい運動はしたくない」。そんな方におすすめなのが、ウォーキングです。いつでもどこでも好きな時にできる運動であり、多くの健康効果も期待できます。
島根県ウオーキング協会の吉岡利夫会長に話を聞きました。

Q1 ウォーキングの健康効果を教えてください。

全身の筋肉を使うことで体がバランスよく引き締まります。心肺機能の向上や基礎代謝の増加、ストレス解消などの効果も期待できます。
私自身、50代の頃はメタボ体形でしたが痩せて健康になりました。80代になった現在も歩くから元気でいられます。

Q2 歩き方で気をつけることはありますか。

姿勢がよければ腰や膝への負担が減ります。耳と肩とくるぶしが一直線になるように意識しましょう。
歩幅を広めに腕はしっかりと後ろに振る。 汗ばむ程度に速く歩くことを心がけましょう。

Q3 継続するコツはありますか。

まずは自分のペースで無理なく歩くことです。また、定期的にコースを変えてみるのもおすすめです。
新鮮な気持ちで歩けますし、新しい発見もあります。
島根県によると県民の1日の平均歩数は男性が6,820歩 (全国39位)、女性が6,549歩 (同24位) ですが、目標は男性9,000歩、 女性 8,500歩といわれています。もう10分多く歩こうという意識が大切です。

実践のポイント!

①自分に合った靴を履こう!

自分の足に合わない靴で歩くと、疲れやすくマメができます。靴は用途に合わせて制作されていますので専用のウォーキングシューズを選びましょう。少し大きめで、着地しやすいようにかかとの外側がカットされている靴が良いです。
店舗で試し履きする際は靴下を履き、かかとを合わせてひもを締めます。上下左右動かしてみて、指が十分に広がるものを選びましょう。ウォーキングでは踏み込み時につま先を頻繁に使うので、つま先のゆとりが必要です。

②水分補給はしっかり!

運動による体温の上昇に対し人間の体は発汗で体温を下げようとします。汗で体内の水分が不足すると、血液の粘性が高まってしまいます。安全に歩き続けるためには水分補給が大切で、冷たい水やスポーツドリンクがおすすめです。特にスポーツドリンクは汗で失われるミネラルやエネルギーが含まれていて簡単に補給できます。
歩き始める直前と歩き終わった後にコップ一杯程度の水分を補給するようにしましょう。歩いている途中は、のどの渇きを感じる前に飲むようにすると良いでしょう。

③ストレッチでけがを予防しよう!

健康のために行うウォーキングでけがしては元も子もありません。準備運動でストレッチを行い、体を運動のできる状態に整えるのが大切です。全身の筋肉やけんを伸ばし、体の柔軟性を高めましょう。
ストレッチはできるだけ心臓から遠い部分 (足、足首、膝、腕、肩、頭の順) から始めるのが原則。ストレッチを行うこと で筋肉痛を予防できますし、 全身の血行が良くなり、肉体や精神の緊張がほぐれ、スポーツ活動の効率が高まります。

歩いた先で謎解きにチャレンジ!

県では、ウォーキングコースを活用した「謎解きウォークラリー」を開催しています。ぜひ挑戦してみてください。

期間中に謎解きウォークラリーをクリアして応募すると抽選で賞品をプレゼント!

会期/令和5年9月16日(土)〜12月17日(日) 開催場所/安来市、雲南市、隠岐の島町

問い合わせ先/島根県健康推進課 TEL 0852-22-5685