特集記事
美味しまね認証
安心安全な島根の食材を味わおう!
食の安全への関心が高まる中、県では安心安全な島根の農林水産物を消費者に届け、販売の拡大につなげていこうと県独自のGAP(生産工程管理)認証制度「美味しまね認証」の推進に力を入れています。
美味しまね認証とは
県の定めたGAP(農業生産工程管理)基準を満たした農林水産品を認証する制度です。平成31年に創設した上位認証「美味しまねゴールド」では食の安全、環境保全、作業者の安全などに配慮し持続的な農業を実践する※126項目の認証基準を定めています。ゴールドのうち、青果物・穀物・茶・キノコは農林水産省が定める国際水準GAPガイドラインに準拠していると確認されました。
※青果物の場合
※青果物の場合
産地PRや活動の活発化に
大田市ではJAしまね石見銀山地区本部が中心となり、メロン、アスパラガス、ぶどう、白ネギの生産組合が美味しまねゴールドの団体認証を取得しています。GAPに積極的に取り組むことで産地のPRや販路確保のほか、関係者の意識向上など活動の活発化にもつながっています。
県としても、産地の育成や競争力強化のため、グループで取得する団体認証を推進しています。
県としても、産地の育成や競争力強化のため、グループで取得する団体認証を推進しています。
生産者の声①
石見銀山アスパラガス生産組合美味しまね認証グループ
岩田 有美さん
岩田 有美さん
産地PRの一環で始めました。生産や管理など、基本的なルールが統一されているので、効率的な栽培につながっています。使っている肥料の話など、栽培で大事な内容について組合員で共有する機会が増え、活動にメリハリが出ました。県外の知人からGAPを取得していることを感心されましたし、取ってよかったです。
生産者の声②
大田市ぶどう生産組合美味しまね認証グループ
組合長 原田 武敏さん
組合長 原田 武敏さん
うちは家族経営ですが、以前は農場に肥料や道具が多く、どこに何があるか自分しか分からないような状況でした。認証を取るにあたって整理整頓を行い、みんなが使いやすくなりました。
また、年間スケジュールの作成や危険箇所などのリスク管理を意識するようになりました。生産工程管理を徹底することで、消費者から安心安全なぶどう園と感じてもらえています。
また、年間スケジュールの作成や危険箇所などのリスク管理を意識するようになりました。生産工程管理を徹底することで、消費者から安心安全なぶどう園と感じてもらえています。