しまねCOLORS

鉄穴かんな流しがもたらした景観 室谷むろだにの棚田(浜田市)

標高599メートルの大麻山の中腹に位置する室谷むろだにの棚田。江戸時代に砂鉄を採取するために行われた「鉄穴かんな流し」で形成されたといい、約20ヘクタールに約千枚の棚田が広がる景観は圧巻。自然と調和した棚田では昼夜の寒暖差、日照時間の長い地形的特性を生かした米作りが地元住民により続けられ、四季で移り変わる景色が人びとの目を楽しませる。