特集記事
印牧 秀晃さん
Q価格転嫁とは何でしょうか?
A仕入れやエネルギー価格、人件費などの経費が年々上がっているため、その分利益が圧縮されてしまいます。事業者の利益を確保するために、コスト上昇分を価格に上乗せすることを「価格転嫁」といいます。
Q価格転嫁を進めるにはどうしたら良いのでしょうか?
Aまずは自社の状況を知ることです。取り扱っている商品の利益率や事業者との取引年数、将来的な従業員への給与など、自社の現状を把握し、価格転嫁した場合のシミュレーションをすると良いでしょう。また同業他社の状況把握も行い、自社を取り巻く環境に気を配ることも大切です。
Q困ったときにはどうしたら良いでしょうか?
A相談窓口として、「よろず支援拠点」や「下請かけこみ寺」があります。よろず支援拠点では、「価格転嫁サポート窓口」を設置し、我々専門のサポーターがシミュレーションシートの作成や交渉をする際の資料作り、値上げのタイミングなどをアドバイスし、伴走的な支援を行います。『どうしたらいいか分からない』『何とかしたい』という段階でも結構ですので、ぜひ一度ご相談ください。
年4回業況調査を実施(県内約100社を対象)
[5割以上価格転嫁できた]と回答した事業者の割合(R7.4月調査)

価格転嫁枠を新設し、事業者を支援

制度説明や価格転嫁の進め方を解説

適正な価格転嫁のための働きかけや賃上げに向けた支援拡充について要望

新聞広告やテレビ番組を活用した普及啓発
県政広報番組「しまねっこの宅配便(TSK)」(R7.2.12放送)
しまね産業振興財団
公正取引委員会
問い合わせ/中小企業課 TEL 0852-22-6554