特集記事

しまねグリーン製品+マーク

しまねグリーン製品で
持続可能な社会へ

県では、産業廃棄物の発生抑制・再資源化を進め、循環型社会・脱炭素社会の実現を目指しています。
県が定める認定基準を満たしたリサイクル製品を「しまねグリーン製品」として認定し、資源の循環利用の促進とリサイクル産業の育成を図っています。

 

しまねグリーン製品認定制度とは

島根発の優れたリサイクル製品を認定する制度です。
資源循環の取組を通して脱炭素社会の実現にもつなげていくため、令和3年度から「脱炭素への寄与」を認定要件に追加し、愛称を「しまねグリーン製品+(プラス)」としました。
土木資材、木製品、園芸資材・緑化基盤材など120製品(26事業者)を認定しています。(令和6年3月末時点)

認定を受けるには

年1回程度募集を行っており、県に申請書を提出していただきます。
品質、安全性、循環資源利用などの認定基準を満たしているかを県や認定委員会で審査し、知事が認定します。
認定支援補助金

認定を受けるために要した「試験分析経費」の一部を補助します。
【交付率】
交付の対象となる経費の2分の1以内
【限度額】
1事業者につき30万円
認定を受けると

しまねグリーン製品認定マークを製品や自社パンフレット等に表示できます。
広告宣伝費や県内外の製品展示会等の出展支援も行っています。

認定事業者の紹介

環境への貢献を目指して
株式会社イズコン

自社製品について紹介する横木常務

私たちが暮らす上で欠かせない道路などに使われるコンクリートも、一部リサイクル製品であることをご存じでしょうか。
出雲市の株式会社イズコンでは産業廃棄物を活用したコンクリート製品を手掛けています。
同社では、中国電力三隅火力発電所で排出された石炭灰(フライアッシュ)、エコクリーン松江などから出た溶融スラグを再利用しています。
産業廃棄物を原料の一部としてコンクリートを作るのは容易ではありません。
横木義人よこぎ よしと常務は「強度や品質を維持できる製品を作るため試行錯誤してきました」と振り返ります。
現在では同社の道路、農地用のコンクリート製品は、石炭灰(フライアッシュ)と溶融スラグを混和させたものが標準となり、産業廃棄物の減量に一役買っています。
今年は新たにバクテリアの代謝を活用した自己治癒型のコンクリートを製造。
長寿命化や二酸化炭素の削減につながることが期待され、横木常務は「我々の使命は次世代に負の遺産を残さないことです。今後も環境に配慮した取組を進めていきます」と話しています。

※ごみを1,800℃の高温で溶融し冷却・固化したものであり、自然砂相当の安全性や粒度を有する人工砂

問い合わせ先/島根県環境政策課 TEL 0852-22-6743