記事

「獣医師」と聞くと、犬や猫などペットのお医者さんを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。実は、県職員として家畜の健康を守ったり、食の安全を支えたりする「公務員獣医師」も活躍しています。公務員獣医師は、人と動物が安心して暮らせる地域づくりにも欠かせない存在です。しかし近年は全国的に人材確保が課題となっており、県でもその確保に取り組んでいます。今回は、家畜衛生に取り組む若手獣医師に、仕事の内容や魅力について話を聞きました。

益田家畜保健衛生所 獣医師 永石 奈優ながいし なゆさん



京都出身の永石さんは、動物が好きだったことに加え、専門性の高い資格に魅力を感じて獣医師を志しました。大学では島根県職員として働く卒業生から紹介を受け、4年生の時に県のインターンシップに参加。畜産技術センターや保健環境科学研究所などを見学する中で、家畜保健衛生所の仕事に興味を持ちました。
今年4月に県職員として採用され、現在は益田家畜保健衛生所で勤務。家畜の伝染病予防や検査、広報などを担当しています。大学では牛の伝染病を研究していたこともあり、「家畜防疫の面から地域の畜産業を支えられることにやりがいを感じます」と話します。
農家との信頼関係づくりを大切にしていて、相手の立場に立って話を聞くことを心がけているといいます。県職員はさまざまな業務に携わるため、獣医師として幅広い経験を積めることも特長の一つ。将来は気軽に相談してもらえる、信頼される獣医師を目指しています。
「獣医師は動物病院で働くイメージが強いですが、公務員獣医師は地域社会を支えるやりがいのある仕事です。興味があれば、ぜひインターンシップに参加して実際の雰囲気を感じてみてください」と語ります。

  

1 高校卒業後
獣医系大学に進学
獣医系大学は全国に17校

2 獣医系大学
6年間獣医学について学習
将来の就職先に関係なく、同じカリキュラムを学習

3 大学課程修了
獣医系大学の課程を修了後、獣医師国家試験の受験資格を得る

4 国家試験受験
獣医師試験は毎年1回2月ごろに実施
毎年約1,000人が新たに獣医師に

5 試験合格後獣医師として活躍
・公務員獣医師
・産業動物臨床獣医師
・小動物臨床獣医師
・民間企業

問い合わせ先/畜産課 TEL 0852-22-5137